介護職員初任者 仕事

介護職員初任者の仕事をしていて嬉しかったこと

介護職員として仕事をしていて良かったと思える瞬間はやはり利用者の笑顔を見た時です。最初はなかなか心を開いてくれず目も合わせてくれなかったおじいちゃんおばあちゃんが徐々に私と向き合ってくれている時、私自身も成長する時期だと感じます。

 

以前私は要介護3の女性の自宅に週に一度訪問介護をさせて頂いていました。ケアサービス内容は家事援助で、期間は3年間程だったと思います。

 

初めて会った時は自己紹介をしてもほとんど聞いてもらえず、1時間の訪問で掃除や洗濯をしている間女性に話しかけても、せいぜい「はい。」「いいえ。」くらいでした。

 

訪問を初めて1年くらいがたったそんなある日、珍しくその女性から「今日は家の中の掃除は早く終わらせて外の鉢植えに水をやってほしい。」と話しかけてきてくれました。私は「わかりましたよ。後で一緒に庭に出てみましょう。」と明るく答えました。そして、歩行介助をしながら庭に出ました。

 

女性にホースの場所を聞き、植木に水をあげていると、その日の晴れやかな天気も手伝ってくれたのか、おばぁちゃんの口から「気持ちいいねえ。」という言葉が出て来たのです。私は今日はおばぁちゃんの心に接近するいいチャンスだと確信し何かワクワクしました。

 

そして、庭に一つ挿し木が折れている植木を見つけました。まだ花は咲いているのですが、挿し木がないと枝が折れて花が台無しになりそうな鉢植えを持って、私は「私は植物のお世話があまり得意でないのですが、この挿し木を直して差し上げたいと思います、、、○○さん、挿し木の方法を私に教えて頂くことは出来ませんか?」と尋ねました。

 

すると、「今の若い人は土なんて触らないんでしょう?」と言いながら、嬉しそうに挿し木を新しいものに替えて紐でくくりました。お花の成長の妨げにならないよう、あんまり上手にされるのでつい私は「本当にお得意なんですね。」と言いました。

 

すると、おばぁちゃんは、初めてニッコリ笑ってくれたのです。このような瞬間に本当に介護の仕事をしていて良かったなあと思うのです。