デイサービス

デイサービスの増加について

デイサービス(通所介護)は、介護が必要な高齢者が住み慣れた地域・家で生活を送ることを支える重要な手段の1つであり、「訪問介護」「ショートステイ」とともに介護保険制度における在宅サービスの3本柱として位置付けられています。そして近年、介護保険制度の改正によって、介護事業に参入する民間企業が増えています。

 

日本では、総人口に占める65歳以上の割合が2010年現在、23.1%となり超高齢社会へ突入しました。それに伴い介護は、家庭や社会で大きな問題となっており、介護が必要な高齢者を社会全体で支えていくことが必須だと言えるでしょう。

 

高齢化・核家族化が進む中で、国は社会全体で要介護者を支えるために、2000年に介護保険制度は施行されました。そして、介護保険における在宅サービスの3本柱として訪問介護・ショートステイ・デイサービスが位置づけられたのです。

 

住み慣れた家で、慣れ親しんだ地域で、家族の介護負担を軽減することを目的に、高齢者が日常生活を送ることを支える手段として重要な役割を担っています。その中でも、特にデイサービスが著しく増加しているのが特徴的です。

 

その理由として、デイサービスの場合、ショートステイ施設に比べて、施設の建設費などが安価で済むため、訪問介護によりも管理が容易なことなどが挙げられます。

 

初期投資の面でいえば、訪問介護のほうが設備的な費用はかかりません。しかし、訪問介護の場合、ホームヘルパー(介護職員初任者等)が直接、利用者の自宅を訪問し、介護サービスを提供することになります。

 

各利用者ごとのサービスのニーズや内容も異なり、細かなケアの対応、そしてヘルパーへの指示、指導、経験が不可欠です。このようなことから、訪問介護という職種を希望する人材がデイサービスに比べて少なく、人材確保という点でも難しいといった課題があるのが現状になります。

 

また、高齢者社会の進展に伴い、民間業者の介護事業への参入が増加傾向にあります。介護サービスのフランチャイズ企業の増加も、デイサービスの増加を後押してしている一因だと言えるでしょう。

 

デイサービスは他の介護サービスよりも参入しやすいのが特徴であり、夜のサービスもなく、日中のみの日帰り介護が中心となるため、機能訓練、レクリエーションが中心となり、介護職員初任者研修をはじめとした資格要件も比較的軽くなっています。